最新の自転車製造には、Openair®プラズマテクノロジー活用のさまざまな可能性が秘められています。ホイールハブ部分の高い付着性能は素材の革新的な組み合わせを可能にし、重量を大幅に削減できるほか、カーボンの表面改質への活用により、製造の幅を新たに広げることもできます。こうした観点から、2014年末、プラズマトリートでは自転車チームを立ち上げ、チーム・プラズマトリートとして自転車競技に参加する構想が生まれました。
選手には、プラズマトリートのシステム工学を駆使した製造法による高品質素材を装備の自転車と、シュタインハーゲンのfit-2b社からは、Bike-Fitting分野やトレーニング/パフォーマンス・コントロール分野に知見の深い強力なサポーターが派遣されました。また、CI(Corporate Identity)デザインを施した自転車レース用のウェアは、チームがさまざまなイベントに登場する際、統一感のあるダイナミックな印象を作り出しています。
2017年のチームの活動は特に精力的でした。競技ですぐれた成績をおさめたばかりでなく、社会貢献プロジェクトも推進しました。チーム・プラズマトリートは、今年の競技シーズンのスタートを切るにあたり、「標高を稼ぎ - 命を救う」をモットーにかかげ、チームが自ら先頭に立って、ドイツ骨髄バンク(DKMS)の白血病との戦いを支援する募金活動を行ったのです。活動状況については、プラットフォーム「betterplace.org」で公開しています。
募金活動には、シーズンのハイライトともいえる2つのビッグイベントが選ばれました。ひとつは、6月末に開催された「Transalp」で、これはドイツのゾントホーフェンからイタリア・ガルダ湖畔のアルコまで、アルプス山脈867キロメートルを横断するツアーです。このレースで、チームメイトのAngela FröschlとDavid Buskeは、18,200メートルの累積標高を走破しなければなりませんでした。両選手にとってこの6区間のレースは、距離238キロメートルと累積標高5,500メートルを走行する2つ目のイベント「第37回エッツタール・サイクルマラソン」に備える絶好の機会となりました。
レースおよびトレーニング走行のレポートを通じて、チーム・プラズマトリートはソーシャルメディアで定期的に幹細胞提供者の登録が呼びかけました。喜ばしいことに、このプロジェクトを通して、DKMSにはすでに682ユーロの募金が寄せられています。
募金活動は現在も継続中です。 www.betterplace.org/de/fundraising-events/29629-hoehenmeter-sammeln-leben-retten