Plasma-SealTight®は大気圧下で生成されるプラズマシーリング層であり、これにより、射出成形プロセスにおけるハイブリッド接合時の金属とプラスチック間の素材接合が可能になります。この技術の開発により、9月7日、プラズマトリートにオストヴェストファーレンの業界団体Kunststoffe in OWL e. V. から「プラスチック・イノベーション・アウォード2017」が授与されました。
オストヴェストファーレン・リッペ(OWL)は、ドイツ屈指のプラスチック技術先進地域です。この地域のプラスチック技術関連企業は500社を超え、約17,000人が働いています。また、プラスチック技術専門学部も3つあります。Kunststoffe in OWL e.V.は、地域のあらゆるリソースとポテンシャルの透明性の向上と、それらのより一層の活用を目的として、OWL内のさまざまなプラスチック関連企業と研究機関が集まって結成された団体です。
自己推薦を受け付けないこの賞の受賞は、プラズマトリートにとってうれしい驚きでした。大学教授と業界技術者で構成される審査委員会は、近年達成されたイノベーションの中から、そのポテンシャルと、プラスチック業界に与えるインパクトの大きさを特に重視して、賞の選考にあたりました。
授賞式の祝辞では、ビーレフェルト専門大学のProf. Dr. Christoph Jaroschekが「金属とプラスチックのハイブリッド製造は、プラスチック業界にとって非常に大きな意義があります。プラズマトリートによる新しいコーティング技術は、業界で重要な役割を果たすことでしょう」と、本年度の選考理由を述べました。
プラズマトリートのグローバル・マーケット・セグメント・マネージャーのEdgar DüvelとイノベーションリーダーのDr. Alexander Knospeは、団体理事長のStefan Schmeddingからイノベーションアウォードを受け取り、喜びをかみしめていました。